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定置網

神津島の多種多様な魚を漁獲する仕掛け漁の定置網。春先から秋口まで神津島の漁港を賑わします。
道網と呼ばれる網が潮にのってきた魚を運動場と呼ばれる仕掛けまで誘導し、運動場に集まってきた魚は回遊しながら中だまり、大だまりへと移動していきます。ここに集まった魚を一気に引き揚げるのが定置網です。網が揚がってきた瞬間、ピチピチと水飛沫をあげながら様々な魚が顔を出します。
そして何といっても神津島定置網の特筆すべき点は取扱いの丁寧さ。サイズや魚種にもよりますが、揚がった魚を船上で一気に血抜き・神経締め・氷締めし、抜群の鮮度で市場へ出荷しています。これが市場での評価が高い所以。また神津島の定置網で捕れた魚はエラの部分に「神津島産」と書かれたタグをつけて出荷しています。お店で神津島の魚を食べるとき、タグづけされた神津島の魚がないかどうか、探してみてください。

季節:
4月~9月
捕れる魚:
シマアジ・カンパチ・アカイカ・ゴマサバ他

ある夏の一日



午前5時 出航
定置網の乗組員は3~5名。朝日が港を照らす頃に集合し、船に氷を積んで準備を整え、海へ。

 

30分ほど船を走らせ、定置網が設置されている漁場に到着。
海の上に連なって浮かんでいる黄色い球体は、定置網の『浮き』。
まずはこの浮きを船上に運び入れます。

 

網を手繰り寄せて小さな生簀状態にしたら、元気よく泳ぎ回る魚を傷つけないよう、玉網で魚をすくって船上へ。

 

魚種ごとに選り分け。
小さな魚は氷水の入ったクーラーボックスへ、一部の魚は活漁として出荷するために、生きたまま船の下の水槽へ。

 

船上でしっかりと活締め。ぴちぴちと水飛沫があがります。魚はストレスを与えると肉質が悪くなるので、水揚げ後一気に処理します。

大きな魚は神経抜きも。魚は死後4時間ほどで硬直し腐敗していきます。神経を抜くことで、「自分が死んだ」という情報が体に伝達するのを遅らせ、鮮度を保つのです。

 

氷水でしっかり血抜きをしながら港へ。箱には『船上活き締め』のスタンプ、魚のエラには産地のタグで印をつけて出荷します。

 

水から揚がったそばから魚種ごとに手際よく処理し、鮮度抜群のまま届ける。
タグ付けを行うのは、この熟練した素早さと丁寧さに自信があり、市場も「神津島の定置網」に期待を寄せているからです。


『神津島 船上活〆!!』

 

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